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地球温暖化の影響

地球温暖化について少し調べてみると、どうも恐ろしいことが進行しているようであることがわかった。

簡単に言えば、今後100年で、平均気温が4℃上昇し、降水量が多くなるらしい。
日本が亜熱帯になるイメージだ。

今夏の最高気温が、35℃くらいのところは、40℃くらいに上昇する。都市はヒートアイランド現象で、もっと暑くなるかもしれない。降水量が急激に上昇するところは、洪水や高潮の危険から、住みにくくなるだろう。沿岸部は、高潮や洪水で大きな犠牲が出るかもしれない。生物も亜熱帯性の伝染病の宿主が蔓延し、衛生面でも被害が出てくるであろう。土砂崩れで、山間部の集落が孤立するかもしれない。

今後、どこが住みやすいのか、どこが住みにくくなるのか、治安などの社会状況とともに、自然環境の変化も予想しながら考えていきたい。例えば50年後、自分が老人になったときに、ここにこのまま住めるのかどうかを予測しながら(個人的立場から)、常に(地球の)環境対策を考え直して行きたいと思う。

例えば海抜の低い土地に住む人、都市の沿岸部に住む人にとっては、死活問題になるであろう。エコ生活を送ることが「そうしたほうがよい」ことなのか、「しなければならない」ことなのか、「しなくてもよい」ことなのか、今は各自の判断に任されている。なにごとも「自己責任」なんだそうだ。

参考
環境省資料

2007年1月
暖冬でスキー場には雪が降らないようですが、今はじめて温暖化が起きていると実感している人も多いことでしょう。
気温降水量というのは、測定の仕方によって変化する数値ではありませんので、確実に進行していると実感できるのではないでしょうか。個人で行う温暖化対策が求められています。以前も書きましたが、したほうが良いことから、しなければならないことへ変化しつつあります。これは一時の流行ではなく、モラルなのです。
科学者のほうでも、実際にCO2濃度がどのくらい上がっているのか、どのくらい温暖化が進んでいるのか抑えられたのか、毎年中立的な客観的なデータを示す必要があります。その結果によって、現在の温暖化対策、政策が十分かどうか、環境大臣環境省が十分機能しているかどうかが、評価できると思います。

2007年2月
温暖化や気候に関する国際会議が開かれ、その報告書が公表され始めています。現実に温暖化が起こっている、そしてそれは、人間の活動が主な原因となっているのは、間違いない(以前は、可能性が高いという表現でした)という結論のようです。世界の特に発展途上国では、洪水、高潮、干ばつなど、異常気象が起こりやすくなるようです。日本への影響で言えば、農作物の栽培地が適さなくなる、魚の漁場が変わる、などの影響があるようです。
自分の「環境モラル」という、今までなかった価値観をどうやってはぐくむのか、自分ができること、から、しなければならないこと、へ意識や行動をシフトする必要があります。

2007年4月
IPCCの温暖化予測報告が出ました。2℃上昇するのはしょうがない、しかし4℃上昇するのは避けなければならないようです。真夏の気温が、40℃になるか42℃になるか自分のライフスタイルを変えて、CO2を排出しにくくするかどうか、自分で決めなくてはなりません。主にアジアやアフリカの発展途上国で大きな影響が出るようです。日本への影響で言えば、台風がもっと強烈になることと、東京湾岸など水没で400万人に影響が出るようです。もちろん夏は暑くなりますので、それに適応した生活も考えなければなりません。これから家を建てる場合も、全館冷暖房にするか、自然の風を取り入れるか、いろいろと考えがいがあると思います。少なくともこれから夏も冬も温度が2℃から4℃上昇するということを考えながら、住宅、衣服、食料つまりライフスタイルを考えていかなくてはならないでしょう。

2007年4月
IPCCの報告が出ました。温暖化はすでに起こっている、温暖化対策は、少しのお金をかけるだけで、大きな被害を最小限にすることが出来るというものです。やはり2度上昇まではしょうがない、しかしCO2排出を半減させれば、そこで食い止めることが出来るようです。さまざまなCO2排出抑制策と同時に、CO2濃度の正確な測定も継続して行わなければなりません。このホームページで紹介したような、エネルギーの節約方法で、夏の気温が多少は和らぐのかもしれません。その支出は、将来必要なエアコンの電気代よりもはるかに小さい、1万円くらいのものもありますし、無料で出来ることもたくさんあります。このホームページを隅から隅まで読み直し、実際に自分で試してみることが大事です。

2007年5月
温暖化解決のための一歩は、まず温暖化を肌で感じること。真夏にエアコンなしですごしてみましょう。昔はそれが当たり前だった。今の暑さを感じることで、「温暖化をとめたい」と心から思えてくるのではないでしょうか。もちろんそのほうが手足の冷えはないし、体調はよくなります。
次にどうやったらエアコンなしに、つまりエネルギーを消費せずにCO2を排出せずに、真夏を過ごせるか、という発想になります。人間追いこめられると、さまざまな知恵と工夫が出てきます。実際の生活における試行実験が可能になるのです。風を通してみようとか、水を利用してみようとか、文字通り「風流」を感じるようになります。
環境省もエアコンなしで夏を乗り切ると、鉄筋コンクリート作りの建物が、いかに愚かがわかると思いますよ。最高気温が38℃40℃とは、どんなに大変なことなのかが、危機感を持って感じられると思います。
実際に暑さを感じて、その暑さの中で、最適な服装は何か、室内環境は、エアコンは、移動手段は、風呂は、と思い巡らしてみると、その相乗効果は絶大になります。

近所で植樹祭をやっていて、参加しました。1000人ぐらいの人が集まって、約1万本の苗木を植えました。CO2を吸収してくれるという楽しみと、森(木陰)ができるという楽しみ、いいことをしたなぁという満足感、充実した休日でした。樹種をいろいろと混ぜて、こんもりとした森を作る、手入れは必要ない、というのも気に入りました。ぜひ我が家の将来の家も、森にしたいと思います。

2007年6月
ラニーニャの影響で、今年の梅雨は短く、夏は猛暑になる予測だとか。地球の温暖化で、天候が極端に振れ、洪水、台風、長雨、渇水、ゲリラ豪雨、高波などが増えてくるようで注意が必要です。

2007年12月
現在IPCCの総会がバリで開かれています。今後20年のCO2排出量が、つまり今後20年間の我々の生活スタイルが、我慢できる暑さになるか我慢できない暑さになるのかという気候変動の運命を左右するようです。どうぞ皆さん、我慢しない快適なエネルギー節約の世界へ、CO2が4分の1の世界へ、飛び込んできてください。

こっちの世界は楽ですよー。なんていったって「気が楽」です。

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